前回は、会社面接において企業は求人に対して真剣であることをお話ししました。

会社面接において必要なこと【求職者編 その1:企業も真剣。求職者も覚悟をきめろ】はこちらからご覧ください。
今回はその続編で、
真剣な企業に対して、求職者はどのように立ち向かわなければならないかを
お話ししたいと思います。
ーーーー 本 編 ーーーーーーーーーーーーー
試験官として面接を実施した際に、
セリフを丸暗記し、機械的に内容を発言するだけの人をよく目にします。
これは確かに面接に取り組む姿勢としては評価されますが、
はっきり言ってここに力を注ぐのはあまり賢いとは言えません。
なぜなら、自信のない方に多いパターンだからです。
このパターンの人は、突発的な質問などに弱く模範的な回答しかせずに、
あまり印象が残らないパターンが多いからです。
では、実際にどうすればいいのかを解説していきたいと思います。
面接官も人間です。
面接を行う面接官も人間です。
あらかじめ準備された言葉だけでは、その人間の考えが見えにくく
なかなか心は動きにくいもの。
余程本人の経歴が奇抜であったり、その台本が面白くないければ印象にも残りません。
それ以外にも、落ち着きがあったり、言葉に覇気を感じる人間であれば有効ですが、
そう言った人はそもそも用意した言葉だけで話をしません。
新卒ならまだしも、社会経験のある人に対しての面接であれば尚の事。
自身の経験や知識、考えがその場で出せない人には魅力を感じにくいのです。
職種や企業の状況にもよりますが、その場で臨機応変な対応ができる人材や、自分の能力を頭で理解できている人材の方が、雇用側は実務に対するイメージも付きやすく、実際に雇用した際も進行や計画が立てやすくその後もスムーズで結果にもつながりやすいのです。
※もちろん口だけの人もいますが、それは引き出す話によっていくらでも計ることができます。見抜けず失敗している。と感じる面接する側の人は、質問スキルを身につけましょう。
自分に自信がなくてこの方法(セリフ暗記)を取り入れるのであれば、あらかじめ大筋だけを設け、それに対してフリートークできるようにするほうが賢明だと思います。
話をその場で考えることは、言葉に説得力を生む演出にもなります。
下記にフリートークの簡単にできる構成方法を記載しておきますので、
参考にしていただければ幸いです。
面接で話すフリートークの構成方法
具体的な準備
・今まで自分がどんな仕事に携わってきたかの確認(できるだけ詳細な業務まで)そして書き出す。
例)
クライアントのアナリティクスの分析
前月一か月でおこなった内容をヒヤリング
それらの情報をもとに、成果と行動をひも付けレポートを作成。
できた部分とできていない部分、次にしてかなければいけない内容を洗い出し追記
クライアントに報告
・書き出し内容に対して派生する実際に行った内容に合わせたショートストーリー(エピソード)を複数用意する
例)
試験官からの問:前職では、WEBコンサルをされていたということですが、具体的にはどんなことをされましたか?
私:クライアントのWEBサイトの分析とそこから目標成果に向けての行動アドバイスをします。
具体的な対応としましては、googleアナリティクスの分析。それだけはただの結果発表なので何も意味がありませんので、そこから前月一か月クライアントがおこなった行動内容をヒヤリングを細かく行います。
どれだけ記事を更新したかや、どんな記事を書いたか、どんな書き方をしたか、情報量は十分かなど細かく聞き取りしていきます。
それらの情報をもとに、成果と行動をひも付けレポートを作成し今の状況をあらわにします。
続いて一か月の行動で、「できた部分」と「できていない部分」や「次にしてかなければいけない内容」を洗い出しレポートに反映させて
最終クライアントに報告をします。
今世の中にいるWEBコンサルの大半は「googleアナリティクスのデータを綺麗な表にまとめる」だけでですが、それだけなら社員でもできますし、成果なんて出るわけがありません。PDCAをしっかりやって成果に導くために尽力させていただいておりました。
・それぞれのストーリーに対して、どういう話から展開できるかの予測を複数の分岐を想定。
・後は、それらを覚える。
面接を台本で攻略する場合の注意 話さないといけないと絶対に思わないこと!!!
台本を意識しすぎると、相手の質問の返答にならないことを話すことになり、相手を不快にさせたり、自分の言いたいことを話している馬鹿な人と認識されるため、面接もうまくいかなくなります。
このケースに陥る方が多いので十分注意しましょう。
以上、会社面接において必要なこと【求職者編 その2:面接官も人間である。】でした。
いかがでしたでしょうか。
また続きを書きたいと思いますが、今回はここまで。
ではまた。
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